長崎医療技術専門学校は平成7年に創立され、現在、理学療法学科、作業療法学科、歯科衛生学科の3学科からなる男女共学、3年制の医療系専門学校です。私は長崎大学医学部に40年、長崎労災病院に6年勤務した後、初代校長であった内藤芳篤先生(長崎大学名誉教授・解剖学)の後任として平成16年に本校に赴任し、現在に至っております。今回は、最近の医療をめぐる情勢と本校の現状についてお話し致します。

わが国では社会の高齢化が急速に進み、それに伴い、老人の健康に欠かせないリハビリテーション医療や口腔ケアの重要性が急速に増大しています。リハビリテーション医療の中心的役割を担っているのは理学療法士と作業療法士であり、また、口腔ケアの主役は歯科衛生士です。このため、これらの医療専門職の養成校に対する社会の需要はきわめて高く、本校卒業生の就職率は開校以来常に100%を維持しており、内定取り消しゼロの記録も、現在更新中です。

1980年代後半ごろから、良い大学を出て、大きな企業や官庁に就職すれば定年まで安心という学歴社会のシステムが崩壊しつつあり、学歴より資格、肩書きより能力といわれる時代になりました。このため、不況下でも就職率が高い医療専門職の人気が高まり、ここ数年、養成校の新規参入ラッシュが続いています。しかし、養成校の急増は必然的に質の低下を招き、現在の医療系専門学校はまさに玉石混交の状態です。

医療専門職をめざす皆さんは、高卒後、国が認可した3年制以上の養成校で所定カリキュラムを修了すれば国家試験の受験資格が得られます。しかし、きわめて広範な医学の知識・技術をわずか3年で修得し、国試合格の実力をつけるのは容易なことではありません。教育の質が高い学校をしっかりと選択することが、夢を実現するための重要な第一歩です。

本校では、私自身が校長としては異例の合計180時間の授業を担当し、優秀な専任教員、非常勤講師の教育スタッフと共に、責任をもって皆さんの指導に当たっており、臨床実習施設も非常に充実しています。平成22年春の国家試験合格率は理学療法学科が2年連続100%(全国平均93%)、作業療法学科が97%(全国平均82%)、歯科衛生学科が100%(全国平均97%)3学年全体で98.8%という全国でもトップクラスの成績でした。

高齢社会において年々重要性が高まる医療専門職をめざす若い皆さん、医療・福祉のプロフェッショナルへの最短距離にある長崎医療技術専門学校は、向学心に燃える皆さんの入学を心からお待ちしています。

長崎医療技術専門学校 校長
医学博士 釘宮 敏定
Dr.Toshiyasu Kugimiya

(長崎大学名誉教授・
長崎労災病院名誉院長)

<プロフィール>
1958年
九州大学医学部卒業
1963年
長崎大学大学院修了
1985年
長崎大学教授(心臓血管外科)
長崎大学病院救急部長
1998年
長崎大学退官 名誉教授
長崎労災病院 院長
2004年
長崎労災病院退職 名誉院長
長崎医療技術専門学校 校長

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今年の1月,3学科のうちでも特に「歯科衛生学科」の充実に尽力するよう要請されて,新設の副校長として赴任しました.2年前に26年間勤めた長崎大学歯学部を定年退職し,気ままな生活を送っていましたが,また教育現場に復帰する機会を与えられ喜んでいます。

これからの歯科界は,歯科衛生士の活躍できる場を整えることが大切と考えています.40年余り歯医者をやってきて感じるのは,歯の治療は口の中を実効支配しているゲリラ(常在菌)との,泥沼化する戦いだということです.いかに高性能で破壊力の大きい新兵器をもってしても,平和的手段で解決するのが本筋だと思います.歯科衛生士はその職責からすれば「口を守る天使」になれる資格が十分に有ります.患者さんに対してどんな支援ができるかをいつも考える人に育って欲しいです。

 本学の「歯科衛生科」は設置から5年しか経っていない新しい学科です.長崎市内には県歯科医師会立の40年の歴史を持つ専門学校がありますが,人口や歯科医院数などからみて2校だけでは需要数をまかない切れません.本学では理学療法士と作業療法士を目指す同世代の若者が共に学んでおり,福祉・介護や障害者への理解を深めることができるのも大きな特色です.施設や教育スタッフ,臨床実習先などは他校に比べ遜色なく整備されていますが.まだそれらを十二分には生かせていません.卒業生が評価を高めてくれるのを期待しながら,在学生や新入学者が希望を持って勉学に専念できるよう職員一同,奮闘中です.歯科衛生士を魅力ある職にするもしないも,歯科医師である先生方の方針次第ですので,ご理解とご助力をお願いし続けるつもりです。

長崎医療技術専門学校 副校長
歯学博士 熱田 充
Dr. Mitsuru Atsuta

<プロフィール>
1942年
東京医科歯科大学歯学部卒業
1971年
東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了
1974年
北海道大学歯学部助教授
1982年
長崎大学歯学部教授
2008年
長崎大学歯学部退官
2010年
長崎医療技術専門学校 副校長


長崎医療技術専門学校
<理学療法学科・作業療法学科>
〒850-0822 長崎市愛宕1丁目36-59
Tel : 095-827-8868 Fax : 095-827-8335
<歯科衛生学科>
〒850-0803 長崎市風頭町1-33
Tel : 095-818-4648 Fax : 095-818-4667
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