10/3(土)、衛生看護科の戴帽式を行いました。
戴帽式とは、初めての長期実習へ行く看護学生に対して行うものです。
ナースキャップを与えられた学生たちが、看護の道を勇ましく歩む決意とその責任の重さ、そして看護の精神を改めて自覚する儀式です。
本校衛生看護科の伝統行事となったこの戴帽式には、衛生看護科基礎課程2年生42名が臨みました。
戴帽式当日は、コロナ対策として換気や手指消毒、マスク着用の励行をさせていただきました。ご参加くださった皆様、ご協力くださいましてありがとうございました。
さて、この日は主役の42名にとって初めてナース服に袖を通した日にもなりました。
入学を志した頃から、憧れていた看護の道。
これまで、先輩方が着用している姿もよく目にしてきました。
ついにこの日がやってきたといわんばかりの喜びに満ちた表情がみられました。
一方では、来場くださった保護者や先生方に向けられた表情も誇らしげで、凛としていました。
病院現場では、さまざまな理由でキャップを着用して働くことがほとんど見られなくなってきました。
しかし、戴帽式は看護師の心の拠りどころを確認する崇高な行事として位置づけられています。
時代が変わっても、戴帽式が継続されている理由はここにあり、本校ではキャップを与えれるとともに、ろうそくの灯りを1人ひとりがともします。
この灯りは、近代看護学の創始者であるナイチンゲール女史の精神を受け継ぐものであり、傷病者の不安(闇)を照らす「優しさ」や「希望」を表すものだと言われています。
生徒たちにとって、一生忘れられない濃密な時間を過ごすことができたことだと思います。
戴帽式を終え、12月からいよいよ病院実習に臨む42名の看護師のたまごたち。
これからも多くのことを学び、吸収し、立派な看護師を目指して邁進していきましょう!
本日はとても佳い一日になりました。
最後に、ご参加くださった保護者、ご来賓のみなさま、本当にお世話になりました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!